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あ、うまくいった! その2

ついに、またこの時が来た。平均場ansatzを変え、相互作用の評価法を変え、いろいろな試行錯誤を重ねてきたのだが、ようやく解決方法が見つかった。しかも、かなり理路整然とした解決方法である。

なんとか、物理的に正しい相関関数の振る舞いを再現できた!! とても満足である。

ここで、気づいたことがある。実は来週、東北大学・物性理論グループの年間行事の一つであるお花見が開かれる。春のお花見と秋の芋煮会が二大行事で、半年に一回のペースで巡ってくる。そして前回の「うまくいった!」は、芋煮会の直前の出来事であった。ということは、この手の大きな悩みの種が解決するのは、半年に一回のペースで起こる事象のようだ(研究をしていると小さな悩みの種もたくさん芽生えるが、そちらは数日〜数週間のオーダーで解決できることが多い。悩みの種の大きさと解決にかかる時間のあいだには、ある種のスケーリング則があるらしい)。

それでも、ここまでで確実にわかることが一つある。諦めの悪さは、とても大事だ(当然、その諦めの悪さゆえに自滅する可能性もあるが……)。ただ、自分の研究テーマの性質上、物理的描像はしっかりしているはずで、定量的にうまくいかなくても、定性的には絶対にうまくいくはずだ——そういう(根拠のある)自信があったからこそ、なんとか粘り強く考え続けられたのだと思う。

あとは、これをきちんと煮詰めれば、論文が書けそうである。卒業できそうな見込みが立った——そんな新年度の幕開けである。

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